居合道とは?
〜 無双直伝英信流のこころ 〜 |
 |
居合術とは、私たちの流派に連綿と伝えられている説をもとにすると、永禄年間末期、奥州最上家の家臣であった林崎甚助源重信公という兵法家が林崎神社に篭もって開眼した日本刀の運用術を起源とすると言われています。
「居合」といえば、テレビや映画で剣の達人が電光石火の早業で敵をやっつける場面が有名ですが、実際の居合はもう少しストイックに礼式や作法を重んじ、自らが仮想した敵を見つめることで自己の心のあり方、ものの考え方の根本(理合い)を追求することを本分とします。
もっといえば、最終的には刀を用いて会得した数々の技を一度も使うことなく円満に仕事や家庭生活をこなし、幸せな人生を送ることこそが最も尊い教えとされます。 |
当道場では、まず初心者の皆さんには一通りの礼式と「正座」と言われる基本型11本の技から覚えていただき、その後は「立膝」、「抜刀法」、「立ち技」(それぞれ初伝・奥伝など多彩に展開します)など、習熟度にあわせて覚えていただきます。
ここまでで合わせて56本の技を覚えることになりますが、我が流派にはそこから先も「組み太刀」や「詰め合い」などまだまだ果てしなくその道は続きます。
|
 |
 |
|
無双直伝英信流居合兵法 |
|
壱、居合道の沿革
足利時代末期(永禄年間)、奥州の住人で林崎甚助源重信という士が、山形県楯岡在の林崎明神(山形県村山市楯岡町林崎)に祈願して抜刀の極意を体得して林崎夢想流と称えた。この林崎先生を居合中興の祖と仰ぐ。
流祖以来、代々その流儀を継ぎ幾多の分流を生み、名手を派出したが、殊に正統七代、長谷川主悦助英信先生は、始祖以来の達人として聞こえ、古流の技に独創を加えて流名を無双直伝英信流と改めた。英信先生は享保年間に江戸で居合道を大成し、晩年土佐に帰国して、かの地に流儀を広め、逸材を派出した。
明治以降、土佐秘伝の当流は先哲によって全国に広められて、居合道の大流派として今日に至っている。
私共は、居合道の専門団体である全日本居合道連盟の全国十支部の内、近畿地区連盟に所属するものです。
弐、居合道の精神と目的
定められた流儀の技の習得を通じて、礼儀正しく、相手の人格を尊重し、己の誠の心と強健な身体を鍛錬し、自己の職業を天職として全霊を打ち込み、世のためになくてはならない人間と為の修行である。
居合道のたゆまぬ心身の鍛錬によって、気迫で相手を律し、抜かず勝つ事にあります。
「宗家訓」
・剣は心なり。心正しければ剣正し。心正しからざれば剣また正しからざる。
・剣を学ばんとする者は、技の末葉を追わず、その根源を正し、技より己が心を治め、以って心の練成を期すべきである。
・居合道は終生変わらず、全霊を傾ける心術とせよ。
「古歌」
・居合とは、人に斬られず人斬らず、己を責めて平らかな道。
・居合とは、心に勝つが居合なり。人に逆らうは ひがたな と知れ。
・上手とは、外をそしらず自慢せず、身の及ばぬを恥じる人なり。
|
|
|
|